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魚のカブト煮ランクアップ(魚の煮付けを美味しく作るコツを教えます)

自分は魚の煮付けが大好きなのでよく作ります。
友人とお酒を呑むとき、他流試合気分で魚の煮付けを頼みます。
手前味噌ですが、自分で作る煮付けの方が美味しいって思いますし、友人も言ってくれます。
友人宅で家呑みするとき、「作り方教えて!」と言われて、ここで紹介する自分のレシピを教えてるので、ご自身もマスターしてよく作ってて、自分の作る味を確認するために外食したとき頼んでみるそうです。

いつだったか、どこかの和食屋さんで魚のカブト煮定食を頼んだら、1,500円もしたのですがコストパフォーマンスを考えたら、あまり納得しませんでした。
魚の身の方はそれなりの価格ですが、カブトなんてスーパーでも2切れで格安(200円~300円程度)で売ってますので、コストパフォーマンスが良いです。
夕刻のタイムサービスだと100円とか50円とかで売ってることもありますね。

もったいぶるのはこのくらいにして、作り方を紹介します。

準備:2切れ分
・魚(真鯛、金目などのカブトなど脂ののった魚が美味しいです)
・ゴボウ(飾り野菜は大根でも可、なるべく用意してください)
4cm程度の四つ割り切り。(アクが強いので切ったら水に5分程度さらしてください)
・調味料の配合
お酒   300cc(料理酒は絶対NG 1.8L¥800くらい合成酒で良い)
醤油   50cc
みりん  50cc
砂糖   大さじ(2.5杯~3.5杯 お好みで調整してください)
溜り醤油 大さじ1~1.5杯(←こくのある煮魚の裏技です)

魚の下処理:
・魚に熱湯をかけて、スグに氷水に入れ冷やします。
たいがいウロコは取ってあると思いますが、カブトの場合はウロコの処理をしてないまま売ってますので、ウロコはできるだけキレイにとります。
ウロコ取りはかなり面倒ですが、美味しく食べるための準備に必要な作業です。

作り方:
1)調味料を全て混ぜて火に掛けます。(甘みはここで調整します)
調味料が煮立つまで魚を入れません。

2)重ならないように魚と飾り野菜を入れて、弱めの中火。
落としぶたをして7分~8分。
途中、お玉で魚に煮汁をかけます。

3)落としぶたをハズして、煮詰めて完成。
完成の目安は、泡が大きくなったころです。
完成直前は焦げやすいので注意!

※酒
お酒だけで料理なんて何とも贅沢ですが、安酒でいいから全部お酒の方が良いです。
慣れたら水とお酒合わせて300ccでも良いですが、
※溜り醤油
高価なので「お刺身溜まり(イチビキ)」や「あまくておいしいさしみ醤油(フンドーキン )」などで代用可能です。
※砂糖
高価ですがざらめを使うと照りが良いです。
※甘さ
ちょっと甘めの方が美味しいですが、使うお酒によって甘さが違うので味見をして調整してください。
味・コクが足りなかったら溜り醤油を足してください。
※黄金比率
調味料の配合は黄金比率です。
魚が少なくて、沈んでしまうほど多すぎる場合は、魚を入れてから 調味料を減らして調整していただくか、煮魚は冷凍保存できますので、何回かに分けていただいても良いかと思います。
捨てたらもったいないことなので、慣れたら按分で増減してみてください。

姿煮でもこのレシピで作れます。
あなたも是非チャレンジしてみてください。

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