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料理を美味しくしてくれる「日本酒」

奥さんのお父さん(義父ですね)と初めて会ったとき、食事させてもらいながらたくさんの日本酒を飲みました。
今も忘れない言葉ですが「お酒は食べるものを美味しくしてくれる働きある。お酒を飲みながら食事すると、たいしたごちそうでなくても美味しくなるし、おいしいごちそうなら、さらにおいしくなる」って。

お酒が飲めてよかったという話ではありません。

常夜鍋ってご存じでしょうか。
発祥の起源は旧制高校の寮生が始めたという説もありますが、かの美食家「北大路魯山人」が常夜鍋と名付け、中国が起源だと言ってます。
鍋のつゆでは出汁ではなく、2~3倍に薄めた日本酒を使用し、具は豚肉とほうれん草だけで好みのタレをつけて食べる鍋。
常夜鍋の名は、毎晩食べても飽きないから常夜鍋と名付けられたとか、宵(よい)のうちから食べ始めて夜中まで食べ続けるほどおいしいから「宵夜鍋」と書いて「じょうやなべ」と読んだり、シンプルだからこそ、素材のおいしさを存分に味わえるお鍋です。

豚肉とほうれん草を交互にしゃぶしゃぶしながら食べたそうですが「豚しゃぶ鍋」と呼ばれたり、ちり鍋の一種で「豚のちり鍋」と呼ばれたりします。

芸術家であり美食家としても有名だった北大路魯山人。彼について書かれた著書によると、常夜鍋は中国から伝わったとされています。魯山人説では、「宵夜鍋」と表記して「じょうやなべ」と読んでおり、宵(よい)のうちから食べ始めて夜中まで食べ続けるほどおいしいという意味だといわれています。

前置きはともかく鍋スープは「2~3倍に薄めた日本酒」です。
鍋スープは普通750ccとか販売されてること多いですが、1カップ(=1合=180cc)は使うことになります。

日本酒には複雑なうまみ成分が混じっているので、アルコールを飛ばしてうまみを残した日本酒を薄めて鍋スープにするのも頷けます。
常夜鍋はとくに決まったレシピがあるわけではないらしく、自分も「2~3倍に薄めた日本酒」をベースにして鍋スープを作りアレンジして鍋を楽しんでます。

そんな日本酒のうまみ成分を見てみると
・コハク酸(有機酸):貝類に含まれます。
・グルタミン酸(アミノ酸):昆布、トマト、大豆、白菜などに含まれ酸味があります。
・アラニン(アミノ酸):しじみやレバーなどに含まれ甘味があります。
・アスパラギン酸(アミノ酸):アスパラ、大豆などに含まれ酸味があります。
・プロリン(アミノ酸):豚肉などに含まれ甘味や苦味があります。
こんなにうまみ成分が複雑に含まれているのですから、日本酒はそれだけで美味しいのです。

いわゆる「料理酒」というはあまりおススメできません。
なぜなら余計な塩分が入っているので、料理をうまくコントロールできないからです。

なので、できれば飲んで美味しいお酒が良いのです。
日本酒がスゴイんだということがわかっていただけたと思いますが、桃色岩塩のポリシーは安価でなければ意味がありません。
自分は下記楽天市場に出店してる店が近所にあるので、このお酒を愛用しています。
月に4~5本くらい、じゃぶじゃぶ使ってます。

もちろん合成酒ですが、熱燗にするとそこそこ美味しいです。
あなたのまわりで、こんな安価なお酒に巡り合うことは少ないでしょう。

安くても1.8Lで800円くらいになってしまうのでしょうか。
安価に入手できるところを探しておくのも料理の腕かもしれません。

自分はいろんなレシピで、ワインと書いてあっても日本酒を使うことしばしばです。
それだけ汎用性があるのが日本酒です。

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